今年も“夏缶”が続々と登場中!

長年、お菓子缶のシーズンは秋冬と言われてきました。なぜなら秋から冬にかけてはハロウィンにはじまりクリスマス、年末年始、そして年明けからはバレンタイン商戦が始まり、ホワイトデーまでイベント事が続きます。まさにお菓子業界自体が盛り上がりを見せるる季節だからです。加えてチョコレートやキャラメルが暑さで溶ける心配もありません。

 

フランスのお菓子缶。夏の浜辺で遊ぶ子どもたちが描かれている。

しかし夏はどうでしょう。チョコレートやキャラメルは溶けてしまうし、湿気まみれの酷暑の中、あまりチョコレートや焼き菓子を食べる気にはなれませんよね。そのためそもそもの需要が少なく、夏らしいデザインの缶といえば“お中元の缶”くらいしかありませんでした。製缶業界の人たちにとっても夏は秋冬の繁盛期前の“束の間の休息時間”とも言われてきました。
ただこれは日本ならではの現象だと思います。海外のお菓子缶には、夏のバケーションをテーマにしたデザインの缶などときどき見ることができました(写真参照)。

 

数年前から“夏を楽しむお菓子缶”がじわじわ登場

季節に合った柄のクッキー缶を出す「KEITA MARUYAMA」。夏はレモンの柄。さわやかで美しい。

もはや1年のうち半年が夏と言われている日本。9月、10月ももはや秋ではなく夏。暑さに負けて半年もお菓子缶の市場を休ませておくのはどうなのか……皆さん、そう思っていたのでしょう。何年か前からお中元の缶とは別の夏らしいデザインが施された“夏缶”が登場するようになってきました。
以下、今年見つけた“夏缶”をご紹介します。

 

「エシレ・パティスリー オ ブール」からは、人気の「サブレ グラッセ」にレモンフレーバーが新登場。「エシレ」のコーポレートカラーであるスカイブルーの缶に、牛とレモンが描かれている。

 

側面も四面すべて違うデザイン。「パティスリー・オ ブール」のも文字がレモン色になっているところが洒落ている。
一見、同じように見える牛のシルエットも実は少しだけ違う。

 

2024年の秋に初めて「ムーミン アラビア」(※)からクッキー缶が登場。今年の夏は、「ホリデーラッシュ 2026 サマー マグ」と同じデザインの缶が登場。中には国産果汁を使用した4種類のゼリーが入っています。
※「ムーミンアラビア」とは、フィンランドの老舗陶器ブランド「アラビア社」が、「ムーミン」のキャラクターをデザインした食器シリーズのこと。1950年代から続く長いコラボレーションで、マグカップやボウル、プレートなどが作られている。

 

「ディーン アンド デルーカ」からは鮮やかなレモンイエローの缶が季節限定で登場中。このシンプルさが「ディーン アンド デルーカ」ならでは。

 

中にはレモンなどの柑橘や、アプリコットジャムなどを使ったさわやかなおいしさのクッキーが詰まっている。

Translate »