YouTubeのおすすめ動画に、日本製鉄の「ブルーカーボン360°VR動画UMIMORIプロジェクト」がありました。日頃、鉄に関することに興味関心を持っていることを、YouTubeに悟られてしまったようですね。
早速、視聴してみました。
【NIPPON STEEL】ブルーカーボン360°VR動画UMIMORIプロジェクト
日本製鉄が取り組んでいる「海の森プロジェクト」に関する動画で、藻場再生の様子が体験できるようになっています。360度VR体験が可能となっていて、1分18秒あたりからの海中の映像は壮観です。
【NIPPON STEEL】ブルーカーボン360°VR動画UMIMORIプロジェクト1分18秒
「海の森プロジェクト」は、鉄鋼スラグを活用して藻場再生を図るというもの。日本製鉄は、「森から海へと供給される鉄分を人工的に生成する鉄鋼スラグ製品「ビバリー®ユニット」」を開発し、2004年から日本全国38カ所の沿岸へ提供しているとのことです。
鉄鋼スラグを活用した藻場再生「海の森プロジェクト」、新たに6カ所で試験開始 CO2の吸収・固定が期待されるブルーカーボン効果も検証
日本全国で起こっている磯焼けの原因として、鉄分をはじめとする栄養塩の不足があるとされています。その解決策として、海中に鉄分を人工的に生成する鉄鋼スラグ製品の設置が試みられているのです。
その他に、大気中の二酸化炭素を海藻が吸収しているブルーカーボン効果というものがあるとされています。この効果について、日本製鉄は実海域で検証を行う予定ともされています。
スチールエコライフでは、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「オクトパスの神秘」を紹介したことがあります。
鉄が海藻を育て、CO2を削減する!?
この記事は2021年5月のもので、その中でも日本製鉄によるブルーカーボンにかかわる取り組みを紹介しましたが、継続して取り組みがなされているということですね。