鉄が海藻を育て、CO2を削減する!?

先日、各賞が発表されたアカデミー賞。長編ドキュメンタリー賞を受賞したのは「オクトパスの神秘」という作品でした。

 

この作品はNetflixオリジナルのドキュメンタリー映画です。

南アフリカ、ケープタウン沖の海藻の森を舞台に、野生のタコと信頼関係を築こうとする映画監督を追ったドキュメンタリーです。

「オクトパスの神秘」

 

関連する動画が何かないかとYouTubeを検索していたら、次のような動画が目に入りました。

 

「そだてる鉄(ブルーカーボン)篇」

 

日本製鉄が作成した動画で、鉄分を海に供給することによって海藻を育て、海藻が育つことで海に生き物が帰って来るという内容です。

おそらく、「オクトパスの神秘」の舞台になった海藻の森との関係で、この動画も関連動画としてレコメンドされたのではないかと思います。

 

Netflixで視聴出来るので、「オクトパスの神秘」を視聴してみましたが、舞台となる海藻の森が強く印象に残りました。

 

大きく育った海藻は二酸化炭素を吸収・固定するそうです。そのように海に貯留された炭素のことを国連環境計画は「ブルーカーボン」と名付けています。

国土交通省「ブルーカーボンとは」

 

上に紹介した動画も「そだてる鉄(ブルーカーボン)篇」というタイトルが付けられています。

鉄が海の海藻を育て、それがCO2削減にもつながる。

鉄はリサイクルによって何度でも利用できる環境に優しい資源ですが、それだけではなく、生物の栄養になることによって地球環境を守ることもしているのですね。