じわじわ増えている“文具缶”の世界


じわじわ増えている“文具缶”の世界

すっかり見かけなくなった缶ペンケースですが、先日「丸善」で輸入ものの「パディントン」の缶ペンケースを見つけました。

 

かねてよりお菓子缶好きの人は文房具が好きだし、文房具好きの人はお菓子缶も好きだと思っていました。確かに食べ終わったあと捨てられない素敵な缶に文房具を入れたり、机の中の整理に使っている人も多いですよね。実際、文具博などでは今、文房具を入れるための缶も販売されているほどなんですよ。

お菓子缶と文房具、ファンが重なるこの2つの世界。なぜ重なるのかと言ったら、やはり要因は1980年代後半から2000年代初頭まであった“缶ペンケース”の存在ではないでしょうか。
今でこそあまり見かけなくなってしまいましたが、当時は“缶ペンケース”にシャープペンシルや蛍光ペン、定規を入れ、ガッシャガッシャと音を立てながら学校に行っていた人も多いと思います。懐かしい……! その記憶のせいか“缶”というものに惹かれるのかもしれません。

 

発売前から品切れ! 付録の文具缶

「リンネル」5月号についてきた「パペットスンスン」のミニ文房具セット。

 

最近すごいのが、雑誌の付録についてくる“文具缶”。記憶が新しいところでは、ナチュラル系ファッション誌「リンネル」(宝島社)に付録としてついてきた「パペットスンスン」の文具缶。こちらも発売前から完売予報が出ており、どのくらいのスピードで売れてしまったかはわかりませんが、あっという間にフリマサイトで高値で販売されるようになってしまいました。
そして今、まったく買えない付録・文具缶が登場! それが6月3日に発売される「ミャクミャク文具缶BOOK」(宝島社)。「2025年の大阪・関西万博を彩った人気の立役者、公式キャラクター『ミャクミャク』のかわいい文具セットが登場。レトロでかわいい缶ケースは、なんと、大阪・関西万博のおみやげとして大人気だったあの『マイドオオキニ缶』とのコラボデザイン! ホチキス、ハサミ、マスキングテープ、丸クリップ、付箋、ジッパーバッグ2種と、かわいすぎるミニ文具6点セットが入った、本誌でしか手に入らないレアな文具缶」(宝島CHANNELより)。なのですが、発売前からすでに完売したようで、まだ5月にもなっていませんが予約すらもできない状態です。“重版”してくれることを願います!

 

人気アーティストとのコラボ缶も。

「LOFT」の文房具売り場で見つけた、黒山キャシー・ラム氏とのコラボ缶。

 

今、若い人の間で人気の香港と台湾を拠点に活動するイラストレーター、黒山キャシー・ラムの文具缶もありました。メモやボールペン、シールに加え、クリアマルチケースが入っているところが“若い人向け”ですよね。
今までもゴッホやモネなどいわゆる美術館にあるような名画を用いた缶はありましたが、最近はこうした人気の若いアーティストの絵やイラストを使った缶も増えてきているのも1つの傾向です。
ゴッホやモネに入った絵具缶なんてあったら素敵だと思いますが、日常使うようなカジュアル文房具だったら、若いアーティストの絵の缶の方が合いそうですよね。

まだまだ多くの可能性を持った文具缶。お菓子缶のように一気に増えたりはしないかもしれませんが、今後も増えていく気がしています。缶ペンケース時代もまたやってくるかもしれませんね。

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