マイクロプラスチックによる海洋汚染。世界的に喫緊の課題として認識されるようになっています。
海を隔てるものはありませんので、どこかで生じたマイクロプラスチックは世界中のあらゆる場所で影響を及ぼします。どこの国の誰でも知らず知らずのうちに加害者にもなれば、被害者にもなり得るのです。
もちろん、世界中でその対応策が練られています。例えば、こんな動画があります。
これは鉄鋼メーカーであるPOSCOベトナムが公開している動画です。
「Say no to Plastic, Steel Save Us!」
「プラスチックに「No」と言い、スチールが私たちを救う」という強いメッセージが込められています。
動画では、プラスチック製品が社会全体に行きわたっている現状、そして、プラスチックが廃棄され、それが環境問題を引き起こしている現実を映した後、プラスチック製品を使う習慣を改めようと訴えかけます。例えば、プラスチックボトルではなく、スチールボトルを使おうといったように。そして、「プラスチックではなく、スチールを」というメッセージを込めた歌が始まり、これが最後まで続いていきます。
歌に合わせてPOSCOベトナムの社員たちが踊っていたりと、環境問題を取り扱った動画とはいえ、なんだかほのぼのとした雰囲気を醸し出していますが、日々の生活の中で環境問題にも向き合おうというメッセージを発信する上では大変優れた動画と言えそうです。
POSCOベトナムのWebサイトには、この動画の紹介と会社としての取り組みが掲載されていました。
https://newsroom.posco.com/en/posco-vietnam-presents-say-no-to-plastic-steel-save-us/
マイクロプラスチックが問題として認識されるにしたがって、世界各国の企業もその対策に乗り出しているということですね。