先日発表された2021年度グッドデザイン賞、受賞したもののなかに、南部鉄器「スワローポット」がありました。
SNSで反響があったことから1980年代に作られたデザインを復刻した南部鉄器とのこと。
受賞の事業主体である株式会社及富は、「南部鉄器のニセモノが世界中で出回ってしまっている」ことに危機感を抱き、多言語で積極的な情報発信を実施する海外向けのオンラインショップの開設を目指して、クラウドファンディングを行っていました。
創業1848年。南部鉄器工房 及富が誇る鉄器の魅力とその価値を世界中に届けたい！
支援のリターンの中には、今回グッドデザイン賞を受賞したスワローポットに限定刻印を行ったものも含まれていました。
そもそも復刻自体がSNSで紹介したことによる反響の大きさが影響したとのことですから、最近ではあまり使われることがなくってしまった鉄器については、まずは知ってもらうことが大事なことなのかもしれません。
受賞の紹介にあるデザインのポイントには、「鉄分補給を可能にするため、伝統工法である釜焼き仕上げにより内部に酸化被膜加工を施した」ということがあげられています。
鉄器は鉄分が少しずつ溶け出すため、お湯を沸かせば水分に鉄分が移り、それを摂取することで鉄分補給をすることが出来ます。ですが、現代の鉄器の中にはホーロー加工され、鉄が溶け出ないようになっているものもあります。
このスワローポットは使用することできちんと鉄分補給を行うことが出来ます。鉄分を吸収できるという事であれば、鉄分は貧血防止にも美容にも良いらしいので、鉄器はとても魅力的ですね！
デザイン性、そして健康面の機能性も備えた南部鉄器のスワローポット。
オンラインショップでは早速売り切れのようですが、販売再開を予定しているそうなので、是非手に取って見たい一品ですね。
写真について：
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サイト名：GOOD DESIGN AWARD
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