今年も、どの自治体にふるさと納税を行おうかと、検索をしています。
2019年から、ふるさと納税は新制度となって、返礼品は寄付金額の3割以下とか返礼品は地場産品に限定するといった制限が課されるようになりました。
ですので、今年はこれまでとは返礼品のラインナップが異なったものになっています。
特に影響のあった返礼品のひとつがアルコール関係の商品だと思います。
少なくない自治体で返礼品となっていて人気のあったビール。返礼品が地場産品に限定されるとなると、ビールを返礼品にすることが出来ない自治体ばかりになります。その自治体でビールを生産していないと、地場産品としては扱えなくなるからです。
例えば、せっかくだから、ふるさと納税の機会にと、これまでも人気のあったサントリーのプレミアム・モルツを調べてみると。これも工場のある自治体でしか返礼品として提供できないようで、返礼品としては大変貴重なものとなりました。
工場があって、プレミアム・モルツを返礼品にしているのは、以下の自治体だけです。
熊本県嘉島町
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/43442/4698870
熊本県御船町
https://www.furusato-tax.jp/product/reviews/43441/4817198
京都府長岡京市
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/26209/4742483
東京都府中市
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/13206/421234
その他のメーカーのビールも工場があるなど何らかの関係がある自治体でしか返礼品には指定されていません。
ビールが良いということであれば、各地の地ビールが返礼品になっていますが、これは味の好みもあるので手を出しにくいものです。
ちなみに、プレミアム・モルツについては四つの自治体が返礼品としていますが、この中で府中市だけが他にない特徴があります。それは府中市だけ缶がスチール缶なのです。
その他のビールメーカーのビールもふるさと納税の返礼品ではアルミ缶のものとスチール缶のものが混在しているようです。
地場産品でなければならないといった制限がかかるようになったのですから、この際、環境に優しい商品を選ぶようにするといったことにも配慮すべきなのではないかと思います。
ライフサイクル全体で見た時に環境に優しいのはアルミ缶よりもスチール缶ですので、ふるさと納税の返礼品でビールを提供する場合には、スチール缶入りに限るといった制限があっても良いかもしれません。
まずは、今年度のふるさと納税は府中市に行って、スチール缶入りのプレミアム・モルツを頂こうと思います。