災害避難であらためて注目される長期保存可能な缶詰の利便性

能登半島地震の発生から、1か月が経過しようとしています。公共交通機関の運行や学校の再開といったニュースを目にするようになりましたが、避難生活を続けておられる方々もおり、まだまだ被災地への支援も必要な状況です。

そんな中で、避難生活への支援として、缶詰提供の動きがあります。
例えば、高知県黒潮町は同町が備蓄している缶詰を、その多数が2次避難している白山市に2次避難している石川県輪島市の中学生に送りました。
能登半島地震で2次避難の中学生へ缶詰支援 高知県黒潮町

兵庫県香美町も、但馬漁業協同組合から無償提供を受けた缶詰1,248缶を、石川県七尾市に提供するとのことです。
香美町「令和6年能登半島地震の被災地に対する物資の無償提供について」

香美町のリリースには、「保存食を希望される石川県七尾市へ」とあるように、今すぐに必要な物資だけではなく、ある程度の期間で利用出来る物資も被災地では必要になってきます。
缶詰はまさに長期保存が可能で、もし今回すぐに食べることにはならなかったとしても、保存しておいて後に利用することも可能です。

いなば食品は、缶詰約20万個を無償提供しています。
いなば食品、能登へ焼き鳥缶詰約20万個 被災地支援で無償提供

なかには一度に大量に被災地に提供されても困るような物資もあると思いますが、缶詰でしたら、直ぐに空けて食べることも出来れば、保存しておくことも可能ですので、大量に送られたとしても無駄になることがありません。

今すぐの支援と今後の備えを両立するものとしても缶詰は最適です。平時と緊急時をシームレスにつなぐというローリングストックの重要性を、あらためて今回の地震で実感させられますね。