「10年間で300缶しか売れなかった」…廃棄前の“嘆きツイート
こちら、製缶メーカー・側島製罐株式会社がTwitterに自社企画製品「Canday缶」の写真掲載したことにより、新たな販路を拡大したという記事です。
もともと企業向けに自社開発した「Canday缶」ですが、一部の形状のものを除き、あまり売れずに大量の在庫が倉庫のスペースを圧迫していたそうです。そこで、廃棄処分の前にTwitterに写真を掲載したところ、小売販売の要望やこれまで取引のない企業から引き合いがあったというのです。
小売販売の要望の中には、アイドルやアニメのキャラクターのグッズを保管するのにブリキの缶は適していることから、缶を販売して欲しいという声があったそうです。自分の推しているアイドルやキャラクターのテーマカラーに合わせて、その色の缶を購入するというのです。
記事の中には、こんなコメントが紹介されています。
「缶は保存性に長けており、防湿・防塵・遮光など中身を守ることができるのが一番の魅力だと思っています。」
確かに、缶は何かを保存するのに適しています。ただ、いざ何かの保管用に缶を購入しようと思っても、「Canday缶」のように様々な大きさや色を選んで購入出来る缶というのはなかなかなかったように思います。
むしろ、何かの保存用に缶単体で購入するということではなく、お菓子などが入った缶を捨てずに転用するということの方が多かったかもしれません。
自分の欲しいサイズと色の缶を選んで購入する。
きれいなデザインのブリキ缶が購入出来るようになれば、そんな動きも広がっていくのかもしれませんね。