9月1日は防災の日です。
1923年9月1日に関東大震災が発生したことにちなんで、この日が防災の日とされました。
防災で何より大切なのは普段からの備えです。その備えにも様々なものがあると思いますが、電気や水といったライフラインが止まっても最低限の食事が出来るような、そんな備えは大切です。人間は食べないと生きていけませんからね。
そんな食料品の備えで頼りなるのが缶詰です。長期の保存が可能で、いざ利用するとなったときには手軽に直ぐに食べられます。
ただ、缶詰となると、どうしてもその中身の選択肢が限られてしまうように思います。缶に詰めて、長期間保存できるとなると、どうしてもそれが制約になってしまうからです。
でも、最近は様々なものは缶詰に入れて販売されるようになってきました。
何といっても、その代表例はパンでしょう。
もうパンの缶詰は珍しくはなくなってしまったかもしれませんが、ふかふかのパンが缶詰から出て来るというのは、その商品の登場時には衝撃的でした。
パンの缶詰を製造販売しているパン・アキモトのサイトを見ると、様々な商品が紹介されていました。
https://www.panakimoto.com/products_pancan/
様々な味の缶詰入りのパンが販売されています。さらには、卵・牛乳・大豆不使用の缶詰入りパンまであります。
パン・アキモトはこの缶詰パンを活用して、世界の飢餓対策支援活動にも取り組んでいます。
それが救缶鳥(きゅうかんちょう)プロジェクトです。
https://www.panakimoto.com/products_kyucancho/
どういう取り組みかというと、まず缶詰パンのセットである救缶鳥を購入します。そして、この購入した救缶鳥を2年半備蓄します。救缶鳥の賞味期限は製造日より37ヶ月なので、まだまだ備蓄しておくことは可能なのですが、2年半経過後に、パン・アキモトから回収の案内が送付されます。これに応じると、回収された救缶鳥は日本国際飢餓対策機構を通じて世界中の義援先に届けられます。
災害に備えた備蓄を行いつつ、国際的な支援も行える。そんな「一粒で二度おいしい」、素晴らしい取り組みです。