2022年の缶詰業界十大ニュース

2022年も年末を迎え、毎年恒例の「缶詰業界十大ニュース」が公表されています。
食品新聞「缶詰業界 値上げ相次いだ22年 ウクライナ情勢の影 重大ニュース選定」

2021年の十大ニュースも、こちらスチールエコライフで紹介しました。
2021年の缶詰業界十大ニュース

2022年の最初の3つのニュースは以下のとおりです。

  1. 原材料、物流費等の高騰で段階的な値上げ相次ぐ
  2. コロナ禍も行動制限解除で業務用需要が回復傾向
  3. 21年のレトルト食品生産量、増産基調から一服

1は、2021年の「②原材料、物流費等の高騰で国産・輸入品とも製品値上げ相次ぐ」を受け継いだもの。
2は、2021年の「①長期化するコロナ禍で缶詰・瓶詰・レトルト食品の需要堅調」に対応するもの。
3は、2021年の「③20年のレトルト食品生産量、過去最高を更新」について、状況の変化を受けてのもの。

それぞれ、近年の缶詰業界における主要なニューストピックとなっているということなのでしょう。
他のトピックも順番は異なるとはいえ、2021年と2022年で同じようなものが並んでいるのですが、2022年は「④ キハダマグロバンコク相場、過去最高値」というトピックが新たに入ってきました。
キハダマグロはツナ缶の原材料となりますので、その価格の高騰はツナ缶の値上げにもつながります。

2022年は「① 原材料、物流費等の高騰で段階的な値上げ相次ぐ」とあるように、缶詰業界でも、原材料や物流費、さらには燃料費などの値上げが直撃しています。
缶詰は手軽に購入出出来る、ということも利点ではありますが、高級感もあるので、更に値上げが続いたとしても、買いたいと思えるようなものがもっともっと沢山出てきたら良いですね。

来年の十大ニュースには、「缶詰の生産量・消費量が過去最高を更新」みたいなトピックを目にしたいですね。