今年も年の瀬が迫ってきました。
この時期になると様々なところで、「今年の10大ニュース」が発表されます。
スチールエコライフ的に気になった「今年の10大ニュース」は缶詰記者会が公表したそれです。
食品新聞「20年の缶詰業界10大ニュース 巣ごもり消費を反映 缶詰記者会」
こちらの食品新聞にその10大ニュースが掲載されていますが、この食品新聞を含む13社が加入する缶詰記者会における投票で選定された缶詰に関する10大ニュースになります。
第1位は、「コロナ禍で内食回帰、缶詰・瓶詰・レトルト食品の需要急増」でした。
2020年はコロナ禍の年でしたが、暗い話題も少なくない中で、缶詰や瓶詰、レトルト食品の需要が急増したという、この業界としては明るいニュースがトップとなりました。
第2位は、「19年のレトルト食品生産量、過去最高を更新」でした。
こちらも需要の増加と関係がありそうですが、2019年の生産量ということなので、コロナ禍を抜きにしてもレトルト食品の需要が増大していたということなのでしょう。
第3位は、「原材料、物流費等の高騰で製品値上げ相次ぐ」でした。
これには、「サンマ、白桃、八朔など多品目で」と注記がありました。確かに、サンマや白桃などの缶詰は値上りしていましたね。消費者としては、これはあまり嬉しくないニュースだったように思います。
第4位は、「賞味期限表示の大括り化、缶詰・レトルト食品でも拡大」でした。
これは食品ロス削減と関係する施策で、賞味期限表示についての変更がありました。より分かりやすい表示に変えようということで、これは日頃あまり消費者として気にすることではないかもしれませんが、大きな出来事です。
第5位は、「サンマ歴史的不漁続く、記録残る昭和30年代以降、最低水準に」でした。
サンマの不漁についてはニュースなどでも取り上げられていましたので、少なくない人が知る出来事だったと思います。これがひいてはサンマの缶詰の価格高騰につながってしまったようで、第3位の件と合わせて、消費者からすると嬉しくないニュースと言えそうですね。
以下、第9位の「「宇宙日本食」やきとり缶、宇宙へ輸送」や第10位の「スチール缶リサイクル率、19年度は93.3%。9年連続で90%以上の高水準達成」は、このスチールエコライフでも取り上げた話題です。
2020年は、缶詰についても様々な出来事があった一年だったようですね。